事実上のプロパーカード「My Sony Card」を皮切りに2002年4月より自社単独発行が開始されたFeliCaに準拠したICカード搭載のクレジットカードで、eLIO（エリオ）というSFIが新規に創設したネットショッピング専用のカードブランドの加盟店では、PaSoRiなどの対応ICカードR/W上にeLIOカードを置くなどして認証するだけで決済が完了してしまうものである。 また、eLIO・VISA加盟店で購入したソニー製品に対して、ソニーカードエンタテイメントと同じく「ソニープロダクツセキュリティ」が付帯されている。 2004年夏よりeLIOオーダーという、NTTドコモのおサイフケータイ対応機種で事前にeLIOカードの登録（紐付け）を済ませ、携帯電話での対応通販サイトで決済時にパスワードを入力するだけで決済が完了するサービスも開始されている。 また、eLIOカードには電子マネーEdyと三井住友カードからのライセンス供与により国際ブランドとしてVISAが付帯しており、国内ではVJA提携ATM・CD網で、海外ではPLUS網の取扱箇所でキャッシングが出来る。 現在、「ANA eLIOカード」や、アーティストやテレビ・ラジオ局のファンクラブや店舗の会員証機能を併せたeLIOカード、さらには社員証や湘北短期大学の学生証など身分証を一体化させたeLIOカードなど、とにかく多業種の企業・団体と提携したeLIOカードが発行されている。 更に、郵貯ジョイントカード機能が付加されたeLIOカードも有るが、その中でも「am/pm Earth Edy Card 郵貯」はVISA・eLIO・Edy・郵貯ジョイント機能（キャッシュサービス/J-Debit）に、am/pmでのEdyオートチャージ機能と「Club ap」の会員証機能が自動付帯されるなど、今のところ日本で最も多くの決済機能を備えたカードだと云えよう。 なお、大半のeLIOカードの年会費は無料である。(提携カードでは有料のものが有る) 「My Sony Card」は2001年11月頃のプレス発表やマスコミ報道の時点ではSony Cardという仮称であったが、前述のSony Card（特約店カード）の後継ではない全く新たなモノで、特約店カードだけの特約店では同じSFI発行であってもeLIOカードでの決済は出来ない。（勿論、その特約店がVISA加盟店であれば扱える。） 2005年からはMy Sony Cardのゴールドカード版として「Sony Card Gold」が登場した。一通りのカードサービスの他、いわゆる「ソニーファン」向けに銀座ソニービルなどで会員限定の展示会参加などの特典がある。 なお、このカードのデザインは先の2001年に発表したSonyCardとゴールドカラーである事以外はほぼ同一である。